Research

生体中で様々な機能を発揮するタンパク質の多くは3次元の立体構造をとって初めて機能し、我々の生命活動の維持に深く関わっています。
20世紀の三大発見の1つとされる抗生物質のペニシリンが、標的タンパク質(細菌内のペプチドグリカン合成酵素)の働きを「制御」することによって効果を発揮するように、未解決の疾患に対する薬剤を開発するには、疾患関連の標的タンパク質を「探索」し、その構造と機能を詳細に解明することが「創薬」に繋がる第1歩となります。
私たちの研究室では、主にⅩ線結晶構造解析法を用いてタンパク質の機能を原子レベルで解明し、低分子や抗体を用いた医薬品の開発に寄与する一方で、独自に開発した疾患標的タンパク質の探索技術のほか、高分子化学をはじめとした異分野との融合によってクライオ電子顕微鏡法の加速技術や、抗体を用いたイメージング技術など、関連分野の分析技術の開発を通じて社会に貢献することを目指します。

新しい結晶化方法の開発とその応用・・・「創晶プロジェクト」
SOSHO project Venture from Osaka Univ.

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