Lab Tour
①遺伝子組み換え実験・遺伝子組み換え大腸菌の培養に必要な装置▼
②たんぱく質を精製するための装置▼
③結晶化・X線結晶構造解析のための装置▼
④たんぱく質の機能を解析する装置▼
蛋白質の構造や機能を解析する為には、高純度の蛋白質サンプルが必要です。そのため、①遺伝子組み換え実験・遺伝子組み換え大腸菌の培養、②蛋白質の精製、を行っています。また当研究室では、X線結晶構造解析により蛋白質構造を決定しています。X線結晶構造解析による構造決定には、③蛋白質の結晶化、X線回折実験が必要です。また、④蛋白質の機能解析も行っています。
①遺伝子組み換え実験・遺伝子組み換え大腸菌の培養に必要な装置
目的蛋白質をコードした遺伝子を、プラスミドと呼ばれる環状DNAに組み込み、大腸菌に取り込ませることで、目的の蛋白質を発現させます。
高圧蒸気滅菌機 |
安全キャビネット |
サーマルサイクラー |
②たんぱく質を精製するための装置
カラムクロマトグラフィー等の手法を用いて、目的蛋白質を単離精製します。
FPLC |
超遠心器 |
遠心器 |
細胞破砕装置 |
③結晶化・X線結晶構造解析のための装置
X線結晶構造解析は、
1)蛋白質ごとに固有な溶液条件下で結晶化させる
2)結晶にX線を照射してX線回折データを収集し、計算された電子密度から構造モデルを構築する、
の2つのステップに大きく分けられます。
X線発生装置と |
自動結晶化装置 |
インキュベーター |
④たんぱく質の機能を解析する装置
たんぱく質に対する他のたんぱく質や化合物等の結合や酵素活性を、発熱や吸光の変化を調べることで解析します。
等温滴定型 |